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ピアレックスブログ

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2009年7月21日

2液型塗料について

あの、ここだけの内緒の話ですが・・・
他人には「2液型塗料の主剤/硬化剤配合はハカリを使って厳格に!」
と言っている私自身はたいてい目分量です。
某塗料メーカーのサラリーマン時代に
「どこまで主剤/硬化剤比率をずらせたら悪影響が出るか」という遊び実験をしたことがあるので・・・
平和でヒマな会社でしたねぇ。

ウレタン硬化性塗料だと主剤のOH基と硬化剤のイソシアネートNCO基の数を1:1にするのが基本ですが
最大20%ずらしても耐候性を含めて性能に大した影響はありませんでしたね。
(防水材料は粘弾性をつけるためにそもそもNCOの比率が下限なので注意してください!)
エポキシ系塗料に至っては主剤のグリシジル基と硬化剤の活性水素の比率を最大50%ずらしてもOKでした。

こんなことを述べて「だから2液型塗料の配合なんて目分量でいいんだ!」と唱えるのが今回の主旨ではなく
「計量作業って煩わしいからみんな嫌なんだよ、なんとか1液型にできないものか。」と提案したいのです。
メーカーの技術者は計量に電子天秤を使うので2kgと500gの混合なんてものも直ぐにできますが、
たとえば現場で上皿天秤を使った場合445gの風袋の缶に2kgの主剤を入れると2,445g・・・
とそれに500g足すと2,945g・・・
と・・・ってこれをいつも正確にできる自信のあるヒトは何人いることか。

2液型塗料B

 

 

 

 

「それならもう巷には1液ウレタンとか1液シリコンとかあるわな!」とおっしゃる方もいますが、
あれは、主剤の分子量を大きくして「乾いたように見せている」だけで
架橋硬化反応を起こす塗料ではないので性能はかなり落ちますよ!!

そこで提案なのですが!初めから主剤と硬化剤を混ぜておけばどうでしょう。
もちろんそんなことをすれば24時間以内に硬化してしまいます・・・常温ではね。
イソシアネートもエポキシも5℃以下の低温では反応が進行しないのでこれを逆手に取ればいいのです。

つまり主剤と硬化剤を混ぜた状態の塗料を使う直前まで5℃以下に冷やしておくと
理論上は「計量しないでいい(というか計量が終わった後の)2液性塗料」ができあがります。
あの頃は私も好奇心と探究心の固まりだったので
「ドライアイスポケットのついた1斗缶用ジャケット」なんかも試作してたんですが・・・

20年前です。特許は公知になっていますのでご興味の方はご自由にお使い下さい

2009年7月17日

大阪府建築士会 エコセミナー

こんにちは。管理部の松井です。

昨日、大阪府建築士会主催の「第31回 エコセミナー」で講演させていただきました。

第31回エコセミナー

 

 

 

 

今回は【建築士が考える遮熱・光触媒】と題し、
アーキヤマデ株式会社様の「普及が進む日射高反射率防水シート」と
弊社の「外壁・屋根への塗装でできる環境への取組み(光触媒の活用」の
2本立てで約1時間半の講演となりました。
30名以上ご参加いただき、和やかな雰囲気でご質問等もたくさん頂きました。

アーキヤマデ株式会社様の講演では、日射高反射防水シートのメリットや日本をはじめ、
各国の遮熱への取組み等、大変興味深く聞かせていただきました。

弊社は光触媒塗料が環境にどういう役割を果たせるのかを
遮熱塗料の上に施工することで遮熱効果が長く続くという話を中心に社長が講演しました。
冗談を交えながら話していましたが、隣で私はハラハラしながら聞いていました(^_^;)

またこんなイベントがある時は、ここでも案内致しますので是非可能であればご参加ください!

最後にご参加いただいた建築士の皆様、ご協力いただいた大阪府建築士会の賛助会委員会の皆様、
会議室をお貸しいただいたTOTO株式会社様、誠にありがとうございました。

2009年7月16日

室内用光触媒私見

室内用光触媒(可視光光触媒とも・・・)は今までムチャクチャ胡散臭いものばかりでしたので私は近づきませんでした。
励起波長が長いからって、みんな開発者はルチルへ、ルチルへと流れていますが、
あんなに反応性の低いものをどう処理したって活性なんか飛躍的に上がりませんよ!
曙がK?1をするようなものです。
アナターゼの結晶格子のサイズは水分子の大きさとピタッと同じ3.8Åだから
活性が高いのでルチルとは本質的に異なる・・・・という話しをすると長くなりますが
要するにアナターゼで長波長励起の光触媒がやっと登場しました!!やった?!

九州工大の横野教授が開発した「Sドープ型酸化チタン」です。
今、これの用途開発に取り組んでいます。

カビ試験

 

 

 

 

上の写真は2ヶ月ほど食パンの耳を使ってカビ培養試験をしているところです。
左のDドープ型酸化チタンを塗布したシャーレ(ちょっと黄色く見える)ではカビがパンの外には広がっていません。
「半永久的に作用する完全無害な防カビ剤」なんてPRにはどうでしょうか?

インフルエンザウイルスの不活性化効果もあることを最近、(財)日本食品分析センターで確認してもらったので
「インフルエンザ予防・電気の要らない(光は要るが・・・)空気清浄機」も試作しています。

スタンド

 

 

 

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by 北村

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